スマホケースにレジンを用いると剥がれることがある?

スマホケースにレジンを用いると剥がれることがある?

スマホケースはスマートフォンを保護し、オリジナリティを演出する、現代の私たちに必要不可欠な存在です。
最近では、レジン(樹脂)を使用した自作のオリジナルのスマホケースが注目されていますが、レジンが剥がれてしまうという問題に直面している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、スマホケースとレジンの組み合わせにおいて、剥がれるリスクとその対策について詳しく解説します。

レジンを用いたスマホケースで起こる失敗とは?

1.剥がれや浮き
レジンがスマホケースから剥がれたり、浮いたりしてしまうことがあります。
これは、レジンとスマホケースの素材の相性が悪かったり、接着不良が起きたりする場合によく見られる問題です。

2.気泡の発生や不均一な表面
レジンを注入する際に気泡が発生し、不均一な表面や見た目の悪さが生じることがあります。
これは、レジンの混合や注入の際に空気が混入したり、レジンの硬化時間や方法が適切でなかったりする場合によく見られます。

3.汚れや埃の混入
作業中に汚れや埃が混入し、仕上がりに影響を与えることがあります。
作業場所や材料の清潔さに注意が必要です。

4.塗りムラ
均一にレジンを塗らなかったり、乾かす際にスマホケースを水平に置かなかったりすることが原因で起こります。
塗りムラがあると触り心地が悪いだけでなく、光が当たったときに角度によっては見た目が悪く見えてしまいます。
また、強度にも差が出てしまい、破損にもつながってしまいます。

5.重量や厚みの増加
レジンは軽量なものではなく、また厚みが増すこともあります。
そのため、スマホケース全体の重量や厚みが増してしまい、持ちやすさやポケットへの収納の便利さに影響を与える可能性があります。

6.作業途中にレジンが固まる
レジンは紫外線によって硬化するため、窓から入った太陽光で硬化してしまいます。

レジンを用いる際のコツについて

1.気泡が入らないようにする方法

・レジンを事前に適温にする
温度が低いとレジンの中に気泡が入りやすくなるため、使用する前にレジンを温めておくと気泡が入りにくくなります。

・混ぜるときは静かに混ぜる
勢いよく混ぜると中に気泡が入ってしまうため、ゆっくり混ぜるようにしましょう。
混ぜた後に5分ほど置いて、中の気泡がなくなるのを待つのも有効です。

・パーツには先にレジンを付けておく
あらかじめレジン液を封入パーツに付けておくことにより、パーツの隙間の空気が押し出され、気泡が入りにくくなります。
また、パーツだけを先に硬化してから封入するという方法もあります。

2.塗りムラができないようにする方法

・何回かに分けて塗る
少しずつレジンを重ねて硬化させると、塗りムラによる凹凸が少なくなります。

・幅の広いヘラなどで塗る
一度に広範囲を塗ることで、段差がなくなり、塗りムラを防止できます。

3.作業途中でレジンが固まらないようにする方法

レジンを入れているパレットにアルミホイルやお菓子の空き箱などをかぶせることで、紫外線が当たりにくくなります。
また、紫外線をカットできるケースもあり、レジン液を先に出したり、着色したレジンが残ってしまった場合の保管にも便利です。

レジンが剥がれるスマホケースの素材がある?

・PP(ポリプロピレン)素材
・PE(ポリエチレン)素材
・シリコン素材
・レザー
・柔軟性の高いプラスチック

以上の素材にレジンを塗ると、簡単に剥がれてしまいます。
ケース自体の素材を適切に選ぶことも重要です。

スマホケースにレジンを用いるときの注意点

1.付着面の適切な清掃
レジンをケースに固定する前に、付着面を適切に清掃することも重要です。
スマホケースの表面やレジンの接着面をきれいにしましょう。
油や埃などの汚れがあると、レジンの接着力が低下し剥がれる可能性が高まります。
アルコールや専用のクリーナーを使用して表面を清潔に保ちましょう。

2.境界部の処理
スマホケースとレジンの接合部分や境界部分は、特に剥がれのリスクが高い箇所です。
接合部分には適切な接着剤を使用する、またしっかりと密着させるために適切な圧力を加えましょう。

3.適切な取り扱い
落下や衝撃を与えないようにするために、スマホを取り外す時は注意しましょう。
激しい振動や落下によってレジンが剥がれることがあるため、慎重に取り扱うようにしましょう。
また、レジンは柔軟性に欠けるため、スマホを取り外す際にケースを曲げると、装飾したレジンが取れてしまうこともあるので注意が必要です。

まとめ

スマホケースとレジンの組み合わせによって、オリジナリティのあるスマホケースを作成できます。
しかし、剥がれるリスクも存在するため、適切に予防策を講じることが重要です。
スマホケースの材質の選択やレジンの適切な硬化時間を守ること、付着面の清掃や処理、境界部の処理などをすることで、剥がれのリスクを軽減できます。
自分自身のスタイルや個性を反映させつつも、スマホをしっかりと保護するために、この記事が参考になれば幸いです。

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