iPhone SE第三世代は買い？

アップルが第3世代iPhone SEを発表

アップルは3月9日、恒例のオンライン新製品発表イベント「Peek Performance」の中で、以前よりリークされ発表が確実しされていた新型第3世代iPhone SEなど4つの新製品と、去年発売されたiPhone 13のカラーバリエーションとして新色のグリーンを発表しました。
今回の新作の前世代モデル、第2世代iPhone SEが発売されたのは2020年4月でしたが、
発売以降ミドルレンジの手が届きやすいiPhoneとして人気を博してきました。
あれから2年が経過して、新たに進化した新型の第三世代iPhone SEは、2022年3月現在iPhoneシリーズ中でも最上位のiPhone 13シリーズと全く同じ高性能A15 Bionicチップを搭載していることが最大の特徴です。
高性能ながらも価格は5万7800円からという抑え目の価格で、
「iPhoneが欲しいけど端末価格が高いのでアンドロイドスマートフォンを使っている」
といった方にも十分にアピールできるモデルです。
第3世代iPhone SEは、コストパフォーマンスにおいてかなり優れたiPhoneであると言えるでしょう。

第3世代iPhone SEの特徴は？

第3世代iPhone SEの特徴を以下にまとめてみました。

第3世代iPhone SEの心臓となる半導体にはiPhone 13 Proと同じく、Apple独自のチップ｢A15 Bionic｣を搭載。
5G通信をサポート
シングルレンズの背面カメラは広角1200万画素。背景をぼかした撮影も対応
700万画素の正面カメラも背景をぼかした高度な撮影に対応
4.7インチRetina HDディスプレイ（※1334×750ドット、高色域P3に対応）
64GB、128GB、256GB、三種類のストレージ
防沫性能・耐水性能・防塵性能は最大水深1メートル、最大30分間（※IP67等級）
端末価格は税込みで5万7800円から

こうして見るとお値段の割にかなり高性能なiPhoneですね！
特に注目は、シリーズでは新たに追加された256GBのストレージモデルです。
音楽や動画をiPhone本体に保存したいという方でも、十分に対応できる容量となっています。

高性能チップ搭載のメリットは？

前世代モデルの第2世代iPhone SEから今回の最新第3世代iPhone SEにかけては、
半導体がA15 Bionicとなって2世代分飛び石で性能アップしたことが最も注目を集めていますが、
高性能チップの搭載によって、近年のゲームアプリでも快適にサクサク動くことになるでしょう。
スマホゲームはある程度、高額なスマートフォンでないと快適に遊ぶことは難しいのですが、
第3世代iPhone SEならばそうした心配はなく、価格もミドルレンジクラスで同価格帯のAndroidスマホを圧倒する高性能だと言えるでしょう。

カメラはシングルレンズ

iPhone 13シリーズは全機種が複眼レンズを搭載していますが、iPhone SE第3世代は廉価モデルということでシングルレンズとなっています。
旧｢iPhone SE2｣と　カメラの性能において違いはないのですが、高性能チップA15 Bionicの性能を生かしたAI学習による高画質（Deep Fusion）機能や
、明暗差を補正してくれるスマートHDR4などは新たに利用できることとなりました。
今回の最新作はチップの高性能化がメインで、カメラ性能は前作を踏襲することで価格を抑えた、との見方もできるでしょう。

iPhone SE第3世代は買い？iPhone 14を待つべき？

今年の秋頃には最新iPhone 14の発表〜発売が確実ですが、
今回のiPhone SE第3世代は買いなのでしょうか？
結論から言うと、この二つのモデルはそもそもの価格帯やコンセプトが異なるので比較対象にはなりません。
強いて言うならば「最先端のカメラ性能を備えた最高性能のiPhoneを持ちたい」とお考えの方は、
iPhone 14、その中でもProシリーズを待つのも良いかもしれません。
しかし、「五万円台で高性能な5G対応のiPhoneを持ちたい」
とお考えの方は、次のSEシリーズが発売されるのは二年以上先になりそうなので、
素直にiPhone SE第3世代を買っても後悔は少ないでしょう。
また、「シングルレンズのカメラで十分、iPhone 13のような高性能な複眼レンズは必要ない」
という方にも、今回のiPhone SE第3世代はおすすめです。